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神主と宮司の違いは?調べてわかった神社の知られざる役職と驚きの実態!

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初詣は神社に行く派とお寺に行く派がいますよね。
前にどっちが正しいのか?調べたことがありましたが、結論は「どっちでもいい」でした。

僕はどちらかというと神社派ですが、その神社について、ふとこんな疑問を持ちました。

それは・・・
神主と宮司の違いは何?
どっちが偉いの?

そこで、調べてみたら、意外な事実がわかったので、早速記事にしてみました。

kannushi

神主という職業は存在しない!

まず意外だったのが、神主という職業名は存在しないということ。
神社神道の世界では、「神職」と呼ぶのが正しいようです。

つまり、神主というのは職業としての名前で、神社における役職の名前ではないということです。

宮司は神社の最高責任者

宮司は神社の責任者を務めてる神職のことをいいます。
宮司はそれぞれの神社に1人しかおらず、会社で言えば社長に当たります。

日本全国には8万社ほどの神社がありますが、宮司は1万人ほどしかいないといわれています。
そのため、大半の宮司が一ヶ所だけでなく複数の神社で宮司を兼務していることになります。

これも意外でしたね。
一般企業で言うと、社長のいない会社だらけということになりますからね。他の神社で宮司を務めている神職が兼務する形で宮司を務めています。
つまり、7万社もの神社には常駐している宮司がいない神社ということになります。

そのため、こうした神社では他の神社で宮司を務めている神職が兼務する形で宮司を務めています。

実際、全国の神社は中小規模の所がほとんどで、神職が一人という神社も多いのが現状です。
したがって、そこにいる唯一の神職は自動的に宮司となるのです。

多くの人が「宮司」と「神主」を混同しているのは、こうした神社が抱える人手不足の現状が関係していると言えそうです。

神社の役職はどうなっている?

神社にはどんな役職があるのか?
調べてみたら、これがいっぱいあって驚きました。

まず神社の神職に就くには必ず「階位」を有する必要があります。
階位は簡単に言うと、神主の資格もしくは免許に当たるものです。

神社本庁の規定には、「神職は階位を有し、且つ、神社神道を信奉する者のうちから任用する」と明記されています。
したがって階位を取得することは神職になるための絶対条件とされています。

階位は上から順に、以下の5階等に分けられています。

①浄階(じょうかい)
②明階(めいかい)
③正階(せいかい)
④権正階(ごんせいかい)
⑤直階(ちょっかい)

宮司になるには、正階より上の位である事が条件となります。

ちなみに、事務員、警備員、巫女など神職以外の職員として働く場合は、階位を取得する必要はありません。

階位を取得する方法

階位を取得するには、2つの方法があります。
「試験検定」「無試験検定」のいずれかです。

「試験検定」は非常に難易度が高いため、現実には「試験検定」で階位を取得する者はごくまれです。

大多数の階位取得者は「無試験検定」で、神職養成機関に入学したり、もしくは階位検定講習を受講するなどして階位を取得しています。
有名なのは、國學院大學の神道文化学部で、卒業時には3番目に当たる「正階」が授与されます。

その上の「明階」は2年間、神社で職員として実習を積み、所定の研修を受ければ、申請するだけで無試験で「明階」が授与されるそうです。

最上位の階位である「浄階」については、階位検定委員会で選考されます。

神職にはいろんな階級制度がある

神職には、「神職身分」と「職階」という2つの階級制度があります。
これらは階位を取得していなければ、就くことはできません。

神職身分は特級から四級まで6段階あり、一般の人でも袴の色で見分けられます。

・特級 → 白地に藤紋
・一級 → 紫地に濃い藤紋
・二級上 → 紫地に薄い藤紋
・二級 → 紫地の紋なし
・三級、四級 → 浅葱色
・見習い → 白

職階は神社の役職を示し、以下の順に分類されます。

・宮司
・宮司代務者
・権宮司
・禰宜
・権禰宜
・宮掌
・典仕
・出仕
(〜等々)

神職の給料・収入は思ったより少ない!

神職ってどれくらいの収入があるのか?
気になりますよね。そこで調べてみました。

神社の収入源の大半は祈祷料です。

なかでも大きな割合を占めるのが結婚式、七五三やお宮参りなどで得られる祈祷料です。
その他、お守りやお札などの販売も重要な収入源になります。

規模の大きな有名神社は参拝者も多いため、神社としての収入は大きくなります。
しかし、そうした神社はごく一部です。
ほとんどの神社は中小規模で、収入が低いのが現状です。

神職の月収は上限がある

さらに、意外だったのが、神職の月収は上限があることです。
神社の収益がイクラ大きくても、神職の収入に必ずしも反映される訳ではありません。

神社本庁の規定で、神職の給料の上限は月額60万円までと決められているのです。
ほとんどの神社がこの規定に則って給料を定めていて、どんなに収益のある神社であっても、この金額を上回ることはありません。

神職の中には年収300万円に届かない人も少なくないという話もあり、生活は決して楽ではないようです。

しかも、公務員のような身分保障は一切なく、経営は独立採算です。
そのため、経営に行き詰まって事実上廃業してしまった神社も数多くあります。
現実は厳しいですね。

まとめ

神主と宮司について調べていたら、意外な事実がいろいろと出てきてとにかく驚きました。
それにしても、神主という職業名は存在しないとは!?

さらに、驚いたのが、役職や身分制度がいっぱいあるわりには、収入は少ないという実態!
神職って想像してたより全然良い仕事じゃないですね。

何かお参りに行っても御利益がないような気がしてきたなあ(笑。

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