長寿のお祝いといえば、還暦が有名ですね。
では、次はわかりますか?
正解は70歳のお祝いは古希(こき)です。
でも、このあとも色々とあります。
77歳のお祝いは喜寿(きじゅ)。
88歳は米寿(べいじゅ) 。
90歳は卒寿(そつじゅ)。
99歳は白寿(はくじゅ)。
長生きすればするほどめでたいということなんでしょうが、だいたい10年おきにありますね。
ところで、上記の長寿祝いでひとつ抜けているものがあります。
それは「傘寿」です。
傘寿は「さんじゅ」と読みますが、意外と知らない人が多いようです。
そこで、今回は「傘寿」について、由来やお祝いの仕方について解説したいと思います。
傘寿とは?
傘寿(さんじゅ)は80歳を祝う行事です。
「傘」という漢字の略字が八十に似ていることから付けられました。
八は縁起の良い数字で、末広がりの意味もあります。
漢字をもじった長寿祝いは他にもあります。
88歳の米寿(べいじゅ)は米の字が八十八。
99歳は白寿(はくじゅ)は百から一を引いて、九十九。
こうしてみると、70歳から80歳までの10年間は長寿祝いが最も多く、3回もあることになりますね。
79歳も傘寿になる
傘寿の祝いは数え年で80才を迎える年に行います。
数え年の場合は、誕生日が基準ではなく、元日が基準となります。
たとえば、2018年に数え年で80歳になった人は1939年生まれ、昭和14年生まれのうさぎ年です。
満年齢でいえば、まだ誕生日が来ていない79歳の人も傘寿となります。
傘寿はいつ祝う?
では、傘寿はいつ祝えばいいのか?
数え年か?満年齢か?
これは特に決まりはありません。
80才を迎える年であればいつ祝ってもかまいません。
たとえば、正月であれば、親戚や家族が集まりやすいので、その時にお祝いするのもありです。
もちろん、満80歳の誕生日に傘寿祝いをするのもOKです。
80歳を迎える年の内にお祝いすれば、問題はありません。
どちらか迷ったときは、満年齢でお祝いするといいでしょう。
ちなみに、天皇陛下も満年齢で傘寿のお祝いをされています。
傘寿のお祝いは?
還暦祝いの品と言えば、赤いちゃんちゃんこがおなじみです。
では、傘寿祝いのプレゼントはどんな物を贈ればいいのでしょうか?
一般的には、「紫色」のものを贈るという習わしがあります。
昔から紫色は高貴な色、気品のある色として尊重され、位の高い人を表す色でした。
したがって、敬意や尊敬を示すことになり、紫色のちゃんちゃんこを贈る人も少なくないようです。
ただし、還暦の赤と違い、紫のちゃんちゃんこは古希や喜寿を迎えた人にも贈られます。
すでに、古希や喜寿のお祝いで、紫色のちゃんちゃんこを贈った場合は別の物でもかまいません。
最近は傘寿にちなんで、紫色の傘を贈るという人も多いようです。
色で言えば、金色も縁起がいい色として好まれます。
たとえば、お酒好きなお爺ちゃんであれば、金杯をセットにした日本酒を贈る人のもありです。
ちなみに、誕生日の新聞を付けた日本酒セットも人気です。
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他にも、プレゼントで人気なのは・・・
・座椅子
・湯呑み
・膝掛け
・似顔絵
・箸
・扇子
となっています。
予算に合わせて贈るといいでしょう。
また、贈り物だけでなく、家族や親戚が集まって、食事会を開くというのも喜ばれます。
傘寿のメッセージ
傘寿の贈り物をするときはメッセージを添えることも忘れないようにしましょう。
感謝の気持ちを言葉に表すことはプレゼント以上に喜ばれるものです。
特に、孫からのメッセージはうれしいもの。
メッセージカードに手書きで贈るようにしましょう。
おじいちゃん(おばあちゃん)、80歳おめでとう!
いつも優しくしてくれてありがとう。
会うたびにうれしくなります。
いつまでも元気でいてください。
また遊びに行きます。
傘寿おめでとうございます。
いつも私たちを温かく見守ってくれて感謝しています。
これからも健康でずっと長生きしてください。
そして、一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
まとめ
ということで、今回は「傘寿」について記事にしてみました。
高齢化社会の日本では、男女とも平均寿命が80歳を超えています。
両親や祖父母が長生きするのはあたりまえの時代となっています。
健康で幸せに暮らすには「感謝」の気持ちが大切です。
高価な物でなくてもいいので、心のこもった贈り物で傘寿を祝ってあげましょう。