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認知症治療で注目のタクティールケアとは?その効果とやり方【動画有】

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少子化と高齢化が問題視されている日本。
高齢化社会が進行するにつれて、問題となってくるのがやはり介護のことです。

介護を受けなくてはならない人は増えていくのに、
介護をする若い層は減っていくのです。

介護というのは人が人をケアしなくてはならないので、想像するだけでも大変です。
赤ちゃんの育児でも大変なのに、その対象が大人になるのですから。

そしてその中でも、特に介護される側が「認知症」を患っていると、
介護する側の負担もとても大きいと思われます。

意思の疎通がとれない、急にいなくなってしまう…など、
いつも気を張っていないといけなくなるからです。

介護者のストレスもどんどん溜まっていくことでしょう。

しかし、そんな中で一筋の光が差し込んでくるような治療法が、
今話題となっているんです。

それが『タクティールケア』と呼ばれているもの。

タクティールケアとはどんな治療法なのか、
どんな効果がもたらされるのかを詳しく調べてみました。
また、ケアのやり方を動画と一緒に勉強してみましょう。

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認知症とは?

まずは、そもそも認知症とは何かをまとめておきましょう。

認知症は様々な原因によって脳の細胞が死んでしまったり、
また動きが悪くなることで、日常生活を送る上であらゆる障害が出てしまう状態のことです。

ちなみに、原因がはっきりしていないため、認知症というのは病名ではありません。

認知症にも種類があり、その中で最も多くを占めるのが“アルツハイマー型認知症”です。

アルツハイマー型は能の広範囲に病的な変化が現れるのが特徴で、
記憶をつかさどっている“海馬”という部分を中心に脳細胞が死んでしまいます。

そのため、記憶の障害が最も多く起きる症状となっています。

また、妄想や徘徊癖なども見られるため、介護者にとってはとてもやっかいなのです。

もし、アルツハイマー型認知症になったとしても、確実な治療方法が確立されていません。
早期発見することで進行を遅くしたり、薬の投与で様子を見ていくしかないのです。

他の認知症でも同じく、完治するのはとても難しいことなので、
様子のおかしいところが見られたら早く医師に相談して、
早期治療に入ることが何よりのポイントです。

タクティールケアがもたらす効果

さて、治療法がなかなかないという中で、
タクティールケアが注目されているのは何故なのでしょうか?

タクティールケアとは

“タクティール”という言葉は、ラテン語で「触れる」という意味を持った
“タクリティス”から来ています。

つまり、タクティールケアというのは、介護者やケアをする人の手を使って触れることで、
その温もりをもって患者をケアするという意味合いを持っている治療法なのです。

タクティールケアの効果

健康な人であっても、人に触れられると安心したり、手をつなぐことや抱っこすることで
子どもが泣き止んだり…と、触れることによって様々な良い変化が見られますよね。

この、安心感を得ている時には、「オキシトシン」というホルモンが分泌されています。

オキシトシンは授乳するお母さんからも分泌が多くみられるホルモンで、
ストレスの軽減や不安を和らげる効果があると言われているんです。

また、人の体には脊髄がありますが、痛みや圧迫感というストレスは
脊髄を通して脳に伝達されます。
これを、手のひらで触れることでその信号が脳に行かないようにし、
体の痛みを和らげることにも繋がっていきます。
これを「ゲートコントロール」と呼んでいます。

つまり、安心感を得るホルモンの分泌と、
痛みを和らげてストレスを無くすゲートコントロール。

この2つの大きな効果を、タクティールケアはもたらしてくれるということなのです。

タクティールケアによる変化

タクティールケアを受けた人は、どのような変化を体に感じるのでしょうか。

・体があったかくなる
・よく眠れるようになる
・妄想などの症状が和らぐ

こうした良い変化を感じている人が多いようです。

また、ケアを行っている側も、オキシトシンが分泌されるために、
安心感や心地よさを感じることができると言います。

人の手の平というのは、すごい力を秘めているのですね。

ただし、タクティールケアを認知症患者に行う時には注意が必要です。

体を触れられるのをすごく嫌がる患者もいるので、
そういった場合は逆効果になってしまいます。
無理強いをしないことが、大切なポイントです。

タクティールケアのやり方を学ぼう

タクティールケアを実際に行うのは、難しいことではありません。

手のひらを使って約10分間ほど、背中や手、足などを中心に触れていけばいいだけ。
注意すべきポイントは、強く圧迫するのではないということ。
手のひらを体のカーブに合わせて、優しく包むようにしながら触れて、
軽くさするようにするのがいいでしょう。

こちらの動画では、介護福祉士の方が施術をしているところが見られます。

素早くさすったりせず、ゆっくりと少しだけ圧力をかけながら触れています。

また、タクティールケアをしながらも、患者に語り掛けたり、
声を聴かせることもポイントです。

外からの刺激を与えることで、脳の働きを取り戻すことに繋がっていきます。

また、施術する側にもいい影響がある治療法なので、
積極的に要介護者とのコミュニケーションツールとして利用するのもいいでしょう。

介護のストレスをも和らげてくれるかもしれませんね。

まとめ

タクティールケアは人の手の平によって、その温もりや癒しの力を与える治療法です。

直接的に認知症を完治させるという、医療行為ではありませんが、
要介護者・介護者の両方にとって精神的な余裕が生まれるという面で、
注目度の高いケア方法です。

また、介護の現場だけでなく、親子のスキンシップとしても同じ効果が得られますし、
病気だけでなく怪我のリハビリで痛みを緩和するケアとしても友好的です。

さらに今では、子どもたちの病気に対するケアとしても注目されており、
発達障害などの症状緩和への研究も日々行われています。

これからも、タクティールケアの重要性は、どんどん大きなものとなっていきそうですね。

人の手で触れるということの大切さを、もう一度思い出させてくれるような、
それがタクティールケアの素晴らしいところではないでしょうか。

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