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食中毒を起こすウェルシュ菌とは?その症状と殺菌方法を詳しく解説!

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食中毒と聞くと、『O−157』などの菌がまっさきにイメージとして浮かぶと思います。

時には死に至ることもある、こうした菌類による食中毒。
しかし、意外と知られていない菌にこそ、本当の怖さが潜んでいることだってあるのです。

そんな中から今回まとめるのは、『ウェルシュ菌』についてです。

ウェルシュ菌という名前を聞いたことがあるでしょうか、ないでしょうか。
なかなか馴染がない食中毒菌なのではないかと考えられますが、このウェルシュ菌こそが、
食中毒を起こす一番身近な原因菌だと言っても過言ではないのです。

では、そんなウェルシュ菌について、もっと詳しく知っていきましょう。

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食中毒とは?

そもそも、ウェルシュ菌などが原因で起こる食中毒というのは、
どういった病気なのでしょうか?

イメージとしては、食べ物の中に繁殖した悪い菌のせいで下痢や嘔吐が起こる…
といったところでしょう。
しかし、一口に食中毒と言っても分類があるんです。

感染型

感染型は、菌が存在している食べ物を食べて食中毒になるのではなく、
直接その菌が体の中に入ってくることで中毒の症状が出ます。

卵の殻についているサルモネラ菌や、腸炎を起こす腸炎ビブリオ菌などがあてはまります。

毒素型

この毒素型は、菌が食べ物の中で繁殖するときに毒素も一緒に発生して、
それを食べることで腹痛や吐き気などの症状が現れるものを指します。

ボツリヌス菌やブドウ球菌がこれにあてはまります。

感染型<生体内毒素型>

ウェルシュ菌は、この生体内毒素型に分類されます。

食べ物で繁殖したときには毒素を持っていないのですが、
体内に入ると毒素を出して食中毒の症状を発生させます。

O−157菌もこの分類に入っていて、薬などで殺菌される瞬間に
毒素を腸内に発生させるため、重症の患者がとても多くなるのが特徴です。

どの分類の食中毒も、食べ物を食べるまで、または感染して症状が出てくるまでは、
まさか感染しているとは思えないため、体の中に入る前に予防することが一番です。

ウェルシュ菌はどこからくる?

ウェルシュ菌は水の中や、牛、鶏、魚に多く分布している菌です。

また、健康な人でも少量は腸の中に存在していることもあります。
つまり、あまり強い症状がでて苦しむことは少ない菌なのですが、
体が弱っている時には苦しい症状が出てくることもあるので要注意なんです。

ウェルシュ菌は牛肉や鶏肉、魚にも分布しているので、
これらを使った料理が感染源となることが少なくありません。

特に“煮込み料理”は危険です。

それはどうしてかというと、ウェルシュ菌は空気が無いところほど多く繁殖することと、
熱処理に耐える“芽胞”というシェルターのようなものを作り出して生き残る、
という特徴を持っているからなのです。

煮込み料理、例えばカレーやシチューなどはルウで満たされているために、
お鍋の中は空気を含んでいません。

肉や魚などの煮込み材料から、鍋の中でどんどんウェルシュ菌が増えていき、
温めても死なないので、それを食べてしまうと食中毒になってしまうというわけです。

また、作り立ての煮込み料理はかき混ぜながら作るので、
ウェルシュ菌が少なからず死滅しますが、作りおいて長時間経っているととても危険です。

よく、1日経ったカレーは美味しいと言いますが、
その鍋の中ではたくさんのウェルシュ菌が繁殖しているかもしれないのです。

また、学校給食などでよく食中毒が発生するのも、
カレーやシチューなどのメニューであることが多いのが事実です。

“給食病”と呼ばれるほど、個人ではなく多くの人が一気に感染する、
“集団感染”を起こしやすい食中毒なのです。

ウェルシュ菌に感染したら?

ウェルシュ菌に感染した場合の症状は、どんなものなのでしょうか。

ウェルシュ菌に感染すると潜伏期間が約6〜18時間ありますが、
その後腹痛を伴う下痢の症状が出ます。

あまり形のない、水のような下痢になるのが特徴で、
数時間〜1日のうちに症状は治まることが多いです。

病院で相談すれば菌の特定をして症状を和らげる薬をもらえる場合もあります。

それまでは、食中毒の場合は下痢で菌と共に食べたものを外に出すことで、
体の中を洗浄する意味合いもあるので、
自己判断で下痢止めなどを飲まない方がいいでしょう。

ウェルシュ菌自体が強い菌ではないものの、万が一強い症状に悩まされてしまう時には、
早めに病院へ行くようにしたいですね。

ウェルシュ菌は殺菌できないのか?

ウェルシュ菌は熱に強いので、焼いても似ても死なないということを書きました。

では、ウェルシュ菌を殺菌することは不可能なのでしょうか?

不可能かというと、完全にできないというわけでもありません。

まず、空気がないところで繁殖するということは、
逆に空気があるところをすごく嫌っているのです。

なので、

・調理中はよくかき混ぜて鍋の底まで空気を含むようにする
・煮込み料理は早めに食べきるようにする
・余った料理は常温で放置せずに、芽胞を作らせないために冷蔵庫で保存する

※冷蔵庫で保存しても早めに食べるのが得策
・保存容器としては浅めの物を選び、なるべく小分けにしておく

室温が高くで湿度も高め、そして空気が入ってこない料理の鍋底こそが、
ウェルシュ菌の大好きな環境です。

感染している肉や魚を見分けることの方がずっと不可能なことなので、
菌が繁殖する環境を作り出さないことが一番の対策方法となるでしょう。

もちろん、料理の時には手を洗うことも大切です。

また、土や水にもウェルシュ菌は存在しているので、外に遊びに行って帰ってきてからの、
小さなお子さんの手洗いも徹底してあげると良いでしょう。
なんでも口に入れてしまう赤ちゃんにも、注意をしてあげてください。

まとめ

ウェルシュ菌は、他の食中毒菌よりも身近なところに存在している菌ですが、
他の食中毒菌と違って熱に強くて殺菌がしにくいという特徴を持っています。

空気の無い環境を好んでいて、特に煮込み料理で繁殖しやすいのだ
ということを覚えておきたいですね。

1日置いたカレーは美味しいとはいえ、
常温で置いておくなどの危険な行為はまずやめておきましょう。

次に、作る前や途中過程での手洗いを徹底していくことも、
食中毒予防の重要なポイントです。

食中毒はこうした予防方法を徹底していても、いつ感染するかはわからないものです。
大丈夫だと思っていても、自分が食中毒になるとき…
というのはすぐ近くまでやってきているかもしれません。

急に強い症状が現れた時には無理をしたり、自己判断で解決しようとせずに、
病院で相談して治療していきましょう。

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