東北地方で行われる花火関連のお祭りも多々ありますが、その中でも震災後の復興目覚ましい
石巻市で行われる「石巻川開き祭り」をご紹介していきます。
石巻川開き祭りは、今年で93回目を数える伝統あるお祭り行事です。
元々は、1916年に石巻に港を作り、町の繁栄に努めた川村孫兵衛重吉翁という
人物への感謝を込めたお祭りでした。
時代が変わるにつれてイベントがプラスされていき、今の形となったのです。
東日本大震災のあった2011年にも、規模は縮小されましたが、
復興を願う想いからお祭りは開催されました。
石巻川開き祭り 2016年の日程
・日にち:2016年7月31日(日)、8月1日(月)
・場所:石巻市市街地、北上川周辺など
お祭りの会場は、行われるイベントごとに異なっていますが、
できる限り車での移動は避けたいですね。
パレードなどが行われる場合には、交通規制が敷かれる可能性が高いからです。
一番の見どころとなるのは、8月1日の花火大会ですが、
会場となる旧北上川の中瀬までは、JR仙石線の石巻駅から歩いて10分ほどで到着します。
もし、どうしても車を利用しなければいけないときは、
ショッピングセンターの有料駐車場を利用することも視野に入れておきましょう。
無料駐車場も用意されますが、数がとっても少ないので要注意です。
石巻川開き祭りの見どころ
さて、石巻川開き祭りは2日間で様々なイベントが開かれますが、
中でも見どころは「孫兵衛船競漕」です。
昭和50年から始まった船でのレースは、震災時に船が使用不可能となって
中止されていましたが、平成26年には見事復活しました。
力強い男性チームが競い合う一般のレースから、女性も参加するミニ孫兵衛船もあり、
参加者もどんどん増えているんです。
1日目は予選が行われ、2日目に決勝レースとなります。
北上川で行われる熱い戦いを、是非見てみたいですね。
祭りの締めくくりは約5000発の花火
そして、お祭りの締めくくりは2日目夜19時半から始まる花火大会です。
約5000発の花火が用意されています。
花火大会が近づくと川周辺は混雑が予想されるので、ちょっとした高台だったり、
ショッピングセンターの屋上などでゆっくり見てみるのもオススメです。
迫力のスターマインなど、全国的な花火大会に負けない華麗な風景を楽しめるでしょう。
また他にも、そろいの衣装を着た人々が街を歩くパレードなども必見。
現在では、震災で亡くなった方への鎮魂の意味も込められるようになった石巻川開き祭り。
復興が進むにつれて、元の姿に戻りつつあるお祭りを、是非楽しんでください。