日本から見るとお隣の国、中国。
経済発展が目覚ましく、香港などの都市部には日本企業も多数進出しています。
また、観光地としてもあらゆる地方が有名であり、
旅行客からの収益も多い国に見えます。
しかし、そんな中国の経済が2015年に崩壊するのでは?
という意見が世界的に広がっています。
それはなぜなのでしょうか。
中国経済2015年崩壊説の根拠は?
中国では、大幅な株価下落が続いていました。
株式市場の仕組みが崩壊していると言い表す専門家もいるほどなのです。
これは、中国人の個人の消費が減少したためです。
消費が減るということは、物価は上がりインフレ状態に。
しかし、もともと消費が落ち込んでいる状況に拍車をかけるだけとなってしまい、
すでに「バブルは崩壊した」とまで言われるように。
2015年8月には株価の下落は急激で、3週間のうちに日本円で約390兆円が失われました。
時間で置き換えてみると、1分間という短い間に約1200億円の損益となっているのです。
このことからも、中国の国民個人が消費を渋っていること、
それにより株式が回らなくなっていることがうかがえます。
それでも中国は、GDPの成長率などで日本を上回っているという結果があります。
しかし実は、このGDPの半分は投資によるものであり、
しかも海外からの投資によるものなのです。
そして、投資以外の部分に関しては輸出によるものが大きいのですが、
近年諸外国との関係悪化が目立ってくるにつれ、
輸出量も伸び悩んでしまっているのです。
特に、日本との関係は悪くなる一方。
戦時中の歴史問題や、靖国神社に関する参拝問題、領地侵略などの身勝手さなどから、
日本相手でなくても戦争寸前とまで言われる関係が増加しています。
他にも、国内ではチベットやウイグル民族との争いがあり、
それを含めた外交での錆びが出始めてしまっています。
中国の富裕層はどんどん外国に移住
しかも、中国の富裕層がどんどん外国への移住を決めているというデータも。
年間9万人が移住したと言います。
このように、外国との関係の悪化とそれによる輸出の伸び悩み。
そこからくる国内経済のインフレと、個人の消費の減少。
富裕層が国内で消費しないことと、海外移住。
それぞれの原因が複雑に絡み合い、
経済崩壊への道を少しずつ歩んでしまっているのかもしれません。
中国は今や、日本やアメリカなどの国にとっても重要な国。
経済の崩壊は他人事ではないと言えるでしょう。
以下の動画は、専門的な知識がある方々の、
中国経済の行方についてのお話です。
日本との関係も語られておりますので、
詳しく知りたいという方は参考にしてみてはいかがでしょうか。